職人レッドデータブックとは

この世の中には、さまざまなものづくり産業があって、いろんな人が働いて、 沢山のものを作っています。

そのなかで、時代の移り変わりとともに需要が少なくなったりして、やがて作られなくなる。
もしくは、まだまだ需要はあるけれど、生産技術のある職人が高齢化し、後を継ぐ若者の技術者もいないので、ひっそりとこの世からなくなっていく。

これに限らず、さまざまな理由で世の中から消えていくものが多くあります。

 

いまこの瞬間にも、職人の仕事を引退することを決意し、廃業の手続きを取っている製造業の人もいるはずです。

ものづくりの技術を持つ職人がひとり引退するということは、「そこで途絶えてしまう技術」が少なからずあるということ。
職人の高い技術は、私たちみんなの身のまわりの文化を支える財産です。
けれど、こうやってどんどん日本の職人の技が消えていけば、さらにものづくり産業は先細りしていきます。 そしていつか、いままで存在した文化そのものも失われていくでしょう。

匠ウォンテッドは、 「そんな未来は避けたい」と強い危機感を持っています。

文化を支える職人の技術が失われないよう、匠ウォンテッドに情報をお寄せください。 あなたが知っている情報でかまいません。

●今まさに製造が途絶えようとしている品物の情報

●それを作る職人の技術の情報

●職人本人の氏名・屋号・経歴、メーカー名・社歴など

みなさんが「消えて欲しくない」と思う職人の技術、製品のデータを、レッド データとして匠ウォンテッドに登録してください。
職人レッドデータを集めることにより、「今消えていこうとしているものづくり産業を存続させていくこと」に繋げていきたいのです。技術が立ち消えず受け継がれていけば、いまは古くなって需要がなくなったものも、次の時代にぴったりの新しいものとして生まれ変わっていくかもしれま せん。また、「消えて欲しくなかったけれど、もう既に作られなくなってしまったも の」の情報もご登録ください。「すでに消え去ってしまったものづくり産業」の復権、その「生産が途絶えた品物」の復刻販売も、実現していきたいと考えています。職人レッドデータブックへのご登録、お待ちしております。