匠名/メーカー名:HASAMI & Kalita
HASAMI & Kalitaのコーヒードリッパー。
陽にかざすと光が透けるほど、薄くスリムなドリッパー。白いボディがお洒落で、ルックス的にも最高に美しい。
長年コーヒー機器を作っているメーカーがこだわって製造した、究極のひと品です。
強度の強いセラミックを使用しているので耐久性も高く、おまけに軽いというので、朝の時間の無いときにもとても使いやすそう!
ハンドドリップする際の理想的なろ過速度を追求して作られた構造なので、おいしいコーヒーを簡単に淹れることができるのだそう。
このハンドドリッパーは、実は日本の、とある伝統的地域産業の職人技から生まれています。
それは長崎県の「波佐見焼」。HASAMI & Kalitaのコーヒードリッパーは、波佐見焼の技法で作られています。
波佐見の焼き物文化は、気取らない日常食器の製作が得意。焼き物のお値段としても安価で、手に取りやすい可愛らしいカフェ食器が多いという特色を持ちます。
加えて、波佐見焼の食器はなんといっても日常使いに耐えうる丈夫さ、軽さが素晴らしいのです。
波佐見焼の食器にもいろいろなものがあります。私は子ども食器で、波佐見焼の良さを実感しました。
ヤンチャざかりの男の子(4歳)に陶器イベントで購入した波佐見焼のマグカップとプレートを与えたのですが、これがすごかったのです。
子どもが何度床に落としても割れない!ガチャガチャ洗ってもへっちゃら!!
朝晩の食事で、毎日毎日毎日使っていて(その間何度もテーブルから落とされたり乱暴に扱われる)、先日プレートについに大きなヒビが入り、二つに割れてしまったのですが…
これが波佐見焼でなければ、もっともっと早くに、あっさり割れたことでしょう。
ちなみに波佐見焼のマグカップは健在です。これもかなり丈夫だと言えます。もちろん、子どもが持つのも苦にならない軽さも素晴らしかったです。
HASAMI & Kalitaのドリッパーは、専任の彫師が丁寧に製作しているそう。
波佐見焼の優れた陶器製造の技と、歴史あるコーヒー機器メーカーの技術からつくりだされた、見た目にも美しいドリッパーです。
蛇足ですが株式会社 カリタは神奈川のコーヒー機器メーカーだということです。
HASAMI & Kalitaは日本の地域産業の活性化も見据え、波佐見焼の技術を活かして作られたコーヒー機器ブランドということですが、今後の日本のものづくり産業の未来は、昔からある日本の技術が助けてくれるんじゃないかな、と思います。