古着のアレンジ作品を中心に、若いファッションリーダーが追求している「どこにもないもの」を提供しているブランドがあります。それが「Destiny Key(デスティニーキー)」。新進気鋭のブランドで、人気アイドルの作品着用をきっかけにひそかなブームとなり、現在も受注が殺到しています。今回はそのディレクターを務めるayaさんにお話を伺いました。
――ブランド立ち上げのきっかけは何でしょうか?
幼少期からお洋服が好きで、いつかブランドを持ってみたいと思っていました。自分の好みのお洋服を見つけたときって、すごく嬉しくて、袖を通すたびにワクワクしますよね。私自身がそんな服に出会えたとき、洋服との運命を感じたんです。運命の一着と出会う瞬間がとても幸せだと思っているからこそ、その幸せを自分の力で提供したいと思い、Destiny Keyが生まれました。
――ブランドのコンセプトは?
ひとことで言うと、「romantic × classical」です。優しく甘いロマンチックなスタイルの中に、上品なクラシック要素をプラスするようにしています。そして、着るだけで自信が持てる服であることも目指しています。Destiny Keyはそんな運命の服に出会えるあなたの鍵……という位置づけです。
――製作上気をつけていることはありますか?
淡い色味やフリルなどを使うことで、女の子らしい雰囲気にしつつ、光沢感やシルエットで凛とした大人っぽさを取り入れています。着た瞬間に自分に輝きの魔法がかかるような、そんなアイテムをお届けできたらと思っています。そのなかでも、少し特徴があるデザインだったり、大胆なディテールを取り入れることで、よりいっそう周りと差をつけて自信を持ってもらえたら……と思いながら製作しています。
――ブランドの魅力はどこにあるとお考えですか?
Destiny Keyはブランド名にちなんで、お洋服につけている下げ札に、ひとつひとつ違う形の鍵のチャームも付属させています。自分だけの運命の鍵として、アクセサリーなどにも使って頂けるようになっているので、そちらも楽しんでほしいです。時々同じ形の鍵に出会えることもあるので、それもまた運命を感じてもらえるのではないかと……。お友達同士で同じ形の鍵を手に入れたら最高かも(笑)
――今後やってみたいことは?
私自身が直接お客様とコミュニケーションを取れることが一番のやりがいで、楽しみでもあります。だから今後もシーズンごとにポップアップショップを続けながら、この状況下で来られない方々に向けてのオンライン販売も、引き続き行なっていきたいです。いつかリピーターの方……つまり運命の鍵をお持ちの方が参加できる、楽しいイベントなども企画してみたいです!
私の購入した作品はこちら。デニムのジャケットなのですが、デニム部分がとても伸縮性に優れているので、着心地が良いです。そして何より、この袖のボリューム感! 付属のリボンで留めても、広げていても可愛いという2WAYで楽しめる逸品となっています。丈が短いので、脚長効果もあります。どの作品もそれぞれ表情が違う、本当に手間暇のかかっているお洋服を取り扱っていらっしゃるのがこのDestiny Keyさんなのです。
お洋服にこだわりを持っている方は、自分に似合うかどうかだけでなく、オリジナリティの輝く作品に惹かれるものだと思います。だからこそ、他にはない……つまりこのDestiny Keyさんにしか生み出せない価値を感じ取っている人が、今じわじわ増えているのだと考えています。このブランドは1着ごとにディテールも大きく異なるので、人気の作品はすぐに売れてしまうことも。要チェックです。