年齢を重ねるとお酒の楽しみ方も人それぞれ変わっていくと言います。私たちはそのお酒の種類だけでなく、一つひとつの作り方から繊細な味わいまで数限りなく魅力的で奥深いものですよね。そんな嗜みのひとつとして特に男性の方々にとってはとても惹かれるであろう逸品を紹介いたします。
今回紹介するのは、男のロマンとも言える酒器から真右エ門窯が作った窯変から作りあげた有田焼のひとつでもある酒器になります。
真右エ門窯といえば、日本最大の美術展である日展で、その中でも日展特選という格別の賞を受賞した日本陶芸界の巨匠であります。
彼が作る酒器は陶芸の素人の方でもその魅力がひと目見ただけでわかるくらいの大変魅力的な逸品であり、その美しい色合いに多くのファンから支持を受けています。
窯変とは、釉薬の化学変化で奥深い発色を表現することができます。
その技術の中で結晶や様々な色彩を出し、神秘的な彩りを奏でます。
一般的な陶器とは異なり、土臭さや汚れがつきにくいため見た目だけではなく、実用的な部分でも魅力を発揮します。
実際に、冷酒でも熱燗でも保冷力、保温力も備わっているため時間をかけてお酒を嗜むことも可能です。
鑑賞だけでなく実用性も兼ね備えた酒器ですが、日本美術界最高峰と謳われるほどの大変価値のある逸品であるため、一部の目利きや還暦祝いなど祝いの節目に贈り物として選ばれることもあるようです。
写真からでも非常に繊細な作りからできているのはわかりますが、実際に手に取って見て初めてその魅力に改めて感じることもありそうです。
酒器の一つひとつに真右エ門窯の思いを込めて作られたそんな逸品であります。