匠名/メーカー名:中央葡萄酒
大人の楽しみのひとつでもあるワイン。
皆さんは日本のワインに対してどのようなイメージを持っていますか?よく名前を聞くのは海外製のワインが多いと思います。
しかし、日本人が抱いている自分達の国のワインの評価より、海外からの日本ワインに対する評価の方が高いかもしれません。
実はそれくらい日本のワインの世界的評価はうなぎ登りに上がっています。
「日本ワイン」のラベルを表示するためには、国産ブドウを100%使用する、日本国内で製造する、など厳格な決まりがあります。
このような厳しい基準で選ばれる日本ワインは、質が高く味わい深いものが多いです。
日本ワインの代表的な産地は山梨県・長野県・北海道・山形県の4つです。
ワインようのブドウ栽培は、昼夜の温度差が大きい地域で冷涼な気候が適しています。
日本は昼夜の気温差があまりなく温度が高いのでワイン造りには不向きですが、この4つの産地は条件を満たしていると言えます。
その中でも今回紹介するのは山梨県産の【グレイス甲州】です。
山梨県はワイン生産量日本1で夏から冬の気温差が大きく、降水量が少ないためワイン造りに最適とされています。
特に朝晩の寒暖差が大きい甲府盆地は、甘くて芳醇な食用ぶどうの産地としても有名です。
その甲州で生産されているのが【グレイス甲州】です。
コンクールや雑誌において数々の賞を受賞している、日本を代表するワインです。
【グレイス甲州】を生産している中央葡萄酒はワイン発祥の地、山形県勝沼町に1923年に創業しました。
日本固有の品種にこだわり食中酒として楽しめる「日本ワイン」の確立を目指して牽引してきた日本を代表するワイン製造会社です。
最も力を注いでいるのはブドウ栽培でワインの香りや味わいには、ブドウが一番大切であると考えています。
こだわり抜いたブドウから作られたワインはほどよい甘みと果実味が口中に広がり、体にスッと染み入るように優しく繊細な味わいです。オシャレなお食事中、大人に贅沢な時間を過ごしたい時、幸福感を上げてくれる逸品ですね。
日本国内の評価はもちろん、世界的ワイン・ジャーナリストのジャンシス・ロビンソンが日本の代表ワインとして紹介したこともあり、国内外から非常に評価の高いワインとなっています。
ワインの大事な原料となるブドウ畑には主に2つの栽培方法があります。
「垣根栽培」と「棚栽培」世界のワインの多くは垣根栽培ですが、甲州ブドウでは棚栽培を採用していました。
さらなる美味しさを求めて、垣根栽培に挑戦したところ、試行錯誤を重ねて2012年に明らかな味の違いを確認できたそうです。
2014年には世界的なコンテストでの評価を得ることができました。
以前のやり方でも日本では最高級のワインを製造していた甲州ワインですが、更なる進化を求めて失敗を繰り返しながらも、もがき続けて生まれた甲州ワイン。
まさに日本人の諦めない精神力や気持ちの強さが詰まったワインですね。
バックボーンを知った状態で頂く、甲州ワインはさらに味に深みをつけてくれるでしょう。大切なひとときに一度味わってみたいワインですね。