匠名/メーカー名:キリンビール
仕事で疲れた後に飲むビールは1日の疲れを癒してくれますよね。日本が誇るビール製造会社のキリンビールから販売されている【キリンラガービール】その歴史を振り返りながら魅力を再確認していきたいと思います。
1888年に日本でビールがまだ広く馴染んでいない頃にキリンビール(後のキリンラガービール)は誕生しました。キリンビールを製造していたジャパン・ブルワリー・カンパニーは麦芽・ホップなどの原料材や機械設備などをビールの本場ドイツから輸入して品質の高い本格的なドイツ風のビールを醸造することにこだわりました。その並々ならぬこだわりが現在も多くの方に愛されて、130年という長い年月をかけて現代にまで受け継がれてきています。普段何気なく飲んでいるキリンラガービールですが、とてつもなく深い歴史があるようです。
1988年にキリンビールの商品名はキリンラガービールとなりましたが、ラベルのデザインは130年以上経った今でも変わっていません。あの馴染みの深いラベルは古くから受け継がれてきたものだったんですね。
2020年7月、10年ぶりにキリンラガービールはリニューアルされました。このリニューアルで大きく見直されたのは「ホップ」と「仕込工程」ホップの効いた本格ビールの飲みごたえと苦みはそのままに「苦み」の質を高めてよりバランスのとれた飲み飽きないうまさを実現したそうです。
①ホップを増量
キリンラガーらしいホップの効いた飲みごたえと心地よい苦みを実現するために、ホップの使用量を増やしました。
②ホップ配合を調整
バランスのとれた味わいを実現するために、苦み・渋みの強いホップの比率を減らし、穏やかな苦みをもたらすホップの比率を増やしました。
③仕組み工程の最適化
飲み飽きない味わいを向上させるために、仕組み工程で酸味を抑える工夫を施しました。
リニューアル前は「大人のビール」という印象でしたが、リニューアル後は香りも控えめで飲み口もスッと飲みやすくなりビールに馴染みのない方など多くの方が楽しめる味わいに変化しましたね。
そのままでも十分多くの方に受け入れられていたはずです。しかしリスクを取りながらも、もっと多くの方に愛されるビールを求めてリニューアルしたキリンビールの心意気は素晴らしいですね。より良いビールを届けたい、という探求心こそが130年以上も多くの方に愛される理由なのではないでしょうか。
- https://products.kirin.co.jp/alcohol/beer/detail.html?id=2456#_ga=2.77160663.318934653.1638255294-500281166.1638255294
- キリンビール