匠名/メーカー名:CaBas
コロンとした、小さめのバケツバッグ。
素っ気ないのに可愛らしくて、女子のおしゃれ心をくすぐってくれます!
全体は飾らない風合いの生成り色の布地でできていて、底の部分は丈夫な牛革で作られています。
このいい味を出している「生成り色の布」。
…じつは、この素材には秘密があるのです。
この布は「刺し子織」という布地。
日本では古くから、武道の道着の素材として使われてきた織物です。
いわれてみれば剣道・柔道・空手・合気道・居合などの道着は、こんな感じの布だったな…!と思い当たりますよね!
このバッグを製造したのは、愛知県の三河にある、「株式会社タネイ」です。
タネイは90年もの長い歴史がある、「刺し子織り武道衣」の会社なのだそうです。つまり、本来は道場稽古のときに着るような、武道用道着を主に作っているメーカーさんです。
刺し子織りは、耐久性、耐火性、保温性、吸湿性にすぐれていて、とっても丈夫な便利な布なんだそうです。
もともとは、手工業でしか作れない織物だったそうですが、タネイが織り機を開発して、安定的にたくさんの刺し子織りを生産できるようにしたのだそうです。
そして、そのタネイさんが「刺し子織り」を利用して製造する自社ブランドが、このCaBasだそう。
日本でデザインチームがデザインし、日本古来から存在する刺し子織を使って作られるメイド・イン・ジャパンのバッグブランドなのです。
CaBasの品物は、武道稽古のとき着用するあの「道着」とはまったく結びつかないほど都会的で素敵。
それでいて、ちょっとリラックスしたムードも漂う、不思議な雰囲気のバッグです。
この不思議な雰囲気は、味わい豊かな「刺し子織り」の素材が醸し出すものでしょう。
他には無い素材でできた、唯一無二の”逸品バッグ”…可愛くておしゃれで使いやすそうで、いつか欲しいな、と思ってます。