京焼伝統工芸士 小野多美枝の紹介
小野多美枝さんは、京焼・清水焼の伝統工芸士。
「京薩摩」の陶器を、「空女 cu-nyo」という工房で作り続けています。
京薩摩とは、薩摩焼がルーツの陶器のことです。
明治から昭和初期にかけて、ジャポニズムの美術品ブームだったヨーロッパでは薩摩焼が大人気でした。
それを、京都の雅やかなエッセンスを加え、ヨーロッパへの輸出用の陶器としてつくったのが「京薩摩」なのだそうです。
明治~昭和初期に生産されていましたが、ヨーロッパへ輸出されるばかりで、日本の国内にはほとんど流通しなかったことで、「幻の器」とも呼ばれている陶器だということです。
そんな幻の品物を現代によみがえらせて、生産し続けているのが小野多美枝さんです。
小野さんの作品は、きわめて精緻な絵柄の陶磁器です。
「京薩摩(※陶器に絵柄を描きいれたもの)」と、「華薩摩(※空女オリジナルの名称で、磁器に絵柄を描きいれたもののこと)」への、並々ならぬ執着と物凄い職人魂を感じさせるような作品です。
【http://kyototoujikikaikan.or.jp/closeup/2014/05/13/2049/より引用】
小野多美枝 京焼・清水焼 伝統工芸士
京都生まれ
1972年
清水焼窯元にて絵付け職人として勤める
1976年
京都府立陶工高等技術専門校 卒業
1996年
京都伝統工芸大学校 絵付け講師に就任
2011年
NHK「美の壺」出演
2012年
京都美術工芸大学 絵付け講師に就任
独自で京薩摩の技法を研究、現在も復興に挑み続けている。
1972年
清水焼窯元にて絵付け職人として勤める
1976年
京都府立陶工高等技術専門校 卒業
1996年
京都伝統工芸大学校 絵付け講師に就任
2011年
NHK「美の壺」出演
2012年
京都美術工芸大学 絵付け講師に就任
独自で京薩摩の技法を研究、現在も復興に挑み続けている。
おすすめコメント
美術品のような小野さんの陶磁器は、一度実物を見てみたい、と思うほど見事。