藁細工工房ストローの紹介
なんでも作る、小さな農家
工房ストローは昔ながらの小さな農家です。百姓です。
かつて百姓とは百の仕事をこなす人でした。道具作り、土木工事、大工仕事、なんでもこなすのが農業でした。外での野良仕事ができない冬は、家でありったけの知恵と技を駆使して、食物保存の工夫をしたり生活用具や農具を作りました。その多くは稲刈りをした後にできる稲藁を使いました。
暮らしは自然の四季に溶けこんで、田畑の恵みは、家畜を通じて、また田畑に還ってゆきました。小さな循環が農村の美しい景観を形づくっていました。
工房ストローは、そんな昔ながらの農業の営みには、自然風土の中で自然体に生きる知恵が凝縮されてると考えます。伝統行事や伝承野菜や伝統の手仕事を守りながら、地域の自然の循環の輪のなかにぽーんと当てはまる暮らしを目指しています。現代で失われつつある「作る暮らし」を、工房ストローは、ずっと続けていきたいのです。
おすすめコメント
山形で受け継がれている手仕事、藁細工。インテリアとして作られた、らせん状の藁細工は「蛍かご」といって、昔は蛍や鈴虫などを入れて愛でていた虫かごだそうです。
素朴な素材から、手仕事とセンスでこんなに風流で美しいものがつくり出されるのがものづくりの妙だなぁと思います。